買うかずっと悩んでいた銅製の卵焼き器をついに購入しました。
なぜ悩んでいたか。
- 錫メッキありとなしどちらがいいか判断に困った
- キレイに焼けるか不安
- IHだからカセットコンロを出すのが面倒
- 本当にそんなにも味に違いがあるのか
この悩みを超えてでも買ってよかったと思える買い物となりました。
詳しく記載していきます。
錫メッキありとなしどちらがいいか判断に困った
錫メッキなしの卵焼き器のメリットデメリット
銅は熱の伝導率が突出して良いので、熱をまんべんなく具材に伝えることが出来るので、卵焼きの場合、卵の水分量を飛ばすことなく焼き上げられるためにフワフワの卵焼きを作ることが出来ます。
◇銅は微量金属作用(銅イオン作用)と云う強い殺菌力があります。昔から”銅壺の水は腐らない”と云われているのはこのためです。
◇銅製品に発生する緑青は有害との古い常識がありましたが、昭和59年厚生省の研究により緑青は無害と発表され、現在は無害が定説となっております。
料理道具のフクジネット
- 熱が食材に伝わりやすい
- 緑青が発生する可能性がり、発生した時にはきれいに洗えば大丈夫
- 緑青は現在では無害とされている
- 錫メッキ加工がはげる心配をしなくて良い
- 銅の色合いの変化を楽しむことが出来る
錫メッキありの卵焼き器のメリットデメリット
錫メッキをしていることで、油なじみが良くなり、使いやすくなりますが、熱の伝導率は下がります。
昔は、銅の緑青が有害であるという認知であったために錫メッキをして使用するというお達しがありましたが、現在は無害とされ厚労省でも発表をされています。
- 油なじみが良い
- 錫メッキは人体に影響はない
- 錫の融点は240度と低めなので溶けだし銅がむき出しになる可能性はある
- リペアのサービスを行っているメーカーは多い
錫メッキあり?なし?どちらを選んだか
まず、この時点で私は錫メッキなしの純銅製の卵焼き器を購入することに決めました!
理由は簡単。かっこいいから!
シンプルに銅だけの熱伝導を感じてみたかった。
錫メッキしている卵焼き器を使う方のレビューをいくつか見たりもしましたが、油なじみがいいとされている錫メッキをしていても、張り付くとかうまく焼けないというものが多数ありました。であれば、銅だけでもいいんでは?と思ったのです。
キレイに焼けるか不安
これに関しては、使いこなせるようになるしかないということで、練習あるのみですね。
私がやった方法をご紹介します。
高さの1/3くらいの油を入れて、熱する
思っている以上に早く卵焼き器から煙があがってくるので、ごく弱火で十分だと思います。
この写真は、油を入れる前に火をつけてすぐにこんな色になってしまいました。
この火の大きさでも大きいです。もっと弱くて大丈夫。
あまりにすごい色なので火を消したら、色が元に戻ったのでそこから再チャレンジ。この時に油を1/3程度の深さまで入れました。
油が熱したら、卵焼き器から油を一旦取り出して、キッチンペーパーで淵のところまで全体に油をしみこませます。
この時、私はあまりに熱くなりすぎていそうな感じだったので、火を消してなじませました。
一旦そこで休憩。本来必要な休憩かわかりませんが、煮物も冷ますことによって味がしみこむというのと同じ発想で冷ませば油もなじむかなという初心者レベルの発想です。
冷めたところで、再度卵焼き器を火にかけて、取り出した油を入れました。ある程度熱したら油を取り出しました。
クズ野菜を炒める
次に、卵焼き器の残った油でクズ野菜を炒めました。
しばらくすると卵焼き器がカピカピになってきたので、油を足しました。
キッチンペーパーでならす
野菜を取り出し、火にかけ、最初に取り出しておいた油を注ぎ、キッチンペーパーでならすという作業を3回ほど行いました。
卵焼き器に油を注ぐ→キッチンペーパーで全体に油を塗る→同時にキッチンペーパーで油を吸い取る感じ
これを繰り返したのですが、キッチンペーパーは都度新しいのに代えました。
卵焼き本番
砂糖が入っているとくっつきやすいというレビューが多く見受けられましたので、まずは塩と水だけ入れて焼いてみました。
全然くっつくことなく焼けました!
ちなみにその後出汁入り砂糖入りのお寿司屋さん風の卵焼きも作りましたが、こちらも難なく成功!
油慣らしは一回ではなく何度も行えば初めからくっつくことなくうまく焼けるということが分かりました。
IHだからカセットコンロを出すのが面倒
銅製の調理器具はIHだと使えません。
じゃあ、諦めるのか?となりますよね。ずっと諦めてきましたが、やっぱり諦めきれなくなりました。
だって欲しいんだもん。その欲しいという思いがカセットコンロを出す面倒を超えて、購入を決意しました。
ちなみに私は楽天のポイントを貯めて購入しました♪
本当にそんなにも味に違いがあるのか
これが面白いことに全然違います。
個人的な意見ですが、どちらかというと薄味の方がより鮮明に違いを感じる気がします。
というのも、娘がオムレツが食べたいと言い出して、この卵焼き器でオムレツを作って!と言ってきました。
形はオムレツではないですが、同じように作ってみたところ、半熟感とトロトロ感は今までとは別物でした。
今度は銅製のフライパンが欲しくなってしまいました。
私が買ったのはameiroの卵焼き器
色々と見たんです。
まずは錫メッキありかなしか。
なしにするとameiro一択なのですが、一択ってどうなのってことで、他にも良さを探してみました。
持ち手がかわいい
真鍮製の持ち手なのもポイントが高いですよね。ここに着脱可能な牛革の専用レザーカーバーが付属されています。
持ち手が木製のメーカーが多くて取り外し可能だから交換できるようですが、わたしにとっては見た目がおしゃれということもどこよりもポイントが高くなりました。
ameiroとは
モノづくりの盛んな新潟県三条市に本社を構えるオークスが作る卵焼き器です。
【重量】錫メッキあり:387g、錫メッキなし:386g
【焼き面サイズ】幅12.4×奥行18×深さ2.6cm
まとめ
お料理が好きな人にはぜひ試していただきたい銅製の卵焼き器についてレビューをしました。
手軽に使えるフッ素加工やシリコン加工の調理器具もあり、それに比べるとどうしても初めの出費が高いような感覚になりますが、使い方を間違わなければ長く使えるので、とってもお得なんですよね。
検討中の方は思い切って購入してみると、料理が今より楽しくなること間違いなしなお品でしたのでご参考になれば幸いです。
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